Vipassana Meditation

天高く肥ゆる秋深まり
冬至を過ぎました。

穏やかな陽射しの中に
冬の訪れをほのかに感じるこの頃ですが
如何お過ごしでしょうか?

わたくしは丁度一週間前になりますが
京都のダンマバーヌ にて
ヴィパッサナー瞑想 10日間のコースの中で、お釈迦様の時代より古くあり、実践され悟りを開かれたという古典的な瞑想の学びをいただいてまいりました。

外界と断ち切り 聖なる沈黙を守り
鐘の音と共に
霧立ち上る朝4時に起床し
21時半に就寝するまで
お食事、洗濯、お庭のお散歩以外は
ほぼ一日中座禅を組み瞑想を続けます。
夜には仏陀となられたシッダールダの講話を拝聴いたします。

2500年など、今ふと振り返って見える景色ほど
つい最近の事なのでしょう。

仏陀の世もイエスの世も
人の魂、行いはそう変わらないのです。

アセンションの世と言われる今ですら
本質はやはりそう変わらないなと思います。

この10日間コースは
仏陀や空海、イエス…彼等の生きた歳月と共に
1秒間に閉じ込めたような濃縮された時間でした。

彼らは今日の時代を明日の如く知って
今もすぐ側にいらっしゃる事を
強く感じる日々でした。

 

わたくしごとといたしましては
このコースに参加するにあたりまして
沢山の葛藤や氣付きと浄化に恵まれました。

11泊12日間も家を空けるだなんて
初めての事でしたし
独身時代とは心境も違ったので
参加するまで過程には
色んなチャレンジと学びがありました。

不安や恐れの根源は何か…
自身や夫をコントロールしたいという自我…
互いの依存の正体は何か…
愛なる信頼とは何か…
真のパートナーシップとは何か…

昨年の今頃は
勇気を出して初めての喧嘩を経験しましたが笑

見て見ぬ振りをしていた
又は、知らないままで済んでいた
自己の内面が互いに底から浮き彫りになり
そこを認め、見つめるという辛さと出逢いました。

出発の日までも約1.5ヶ月間
ほぼ毎日、夫婦で様々な角度から
今の自己形成がどのような経緯を経たのか
原因をさぐるような事を沢山話し合いましたが

修行に入るとかなり冷静で
今年1月から考えていたすべての事柄 が
お陰様で完全に整理され
円満な結びとなりました🎀✨

 

このヴィパッサナー瞑想センターでは
修行の学び舎や寝床、食事まですべて
この学びを受けた古い生徒さんからの寄付によって与えていただきます。
指導者や奉仕者の方までもが完全ボランティアです。

長くハードな修行の為、勿論
体力的に辛いと感じる瞬間が2度ほどありましたが笑

2500年の時代を経て受け継がれた人々の学びへの想いを、出来る限り純粋に受け継ごうとされている協会の姿勢と指導者やスタッフの方々の全力の奉仕と愛のヴァイブレーションに、沢山の元氣をいただきました。

何より私から学びを請いに来た訳ですから
私たちより1日早く到着し準備くださり
私たち遅く眠っては、私たちより早く起きて
朝4時の起床の鐘の音を鳴らしてくださる度
お掃除されるお姿を拝見する度
美味しいお食事をいただく度
素晴らしい環境を与えてくださる事が奇跡のようで
一刻一刻が有り難く、今の私の受け取れるだけのすべてで恩恵を享受させていただきました。

私はヒーラーですから、協会の意向、規律に於いて、生涯において今回の一度きりしか参加出来ないという心積もりも幸いしたのかもしれません(*^^*)

 

このコースに参加する為の条件、戒律、シーラ の為に、10日間の聖なる沈黙も、携帯電話を含めた外界との接触禁止も、メモや読書が出来ない事も、全く問題にはなりませんでしたし、こんなにも自分にだけ集中させていただける事なんて、なかなかないのですから、仏陀とシーラ、この協会に対し、敬意を払いながら、本当に、宝物のような時間になりました。
(とはいえ、沈黙の中の自問自答の末、愛の祈りを以って、少し戒律を侵しました💦 好きなお話のひとつ杜子春のお話が何度も頭をよぎりました✨)

 

すべての時間がハートに染み入りました。

わたくしは1日に何度も
ひとつの花の蕾が身支度をして開いてゆくのを
見つめるようなゆとりを持てたのは
幼少期をおいてありません。

自宅の植物たちも
流れる家事の為に、水やりをする翌日にしか
変化に氣付く事はありません。

リフレッシュの為の数泊の旅行も
疲れを癒す事に集中し過ぎたり
時計を氣にしたり
スケジュールに追われて
次から次へと変わる景色を追い
ノイズが取れる頃には帰宅です。

ただ鐘の音に沿って
委ね合わせる12日間の生活は
わたくしの中にずっとたいせつに
もとより奏でられていた
魂のリズムとハーモニーを
想い起こさせてくださいました。

聖なる沈黙が解かれた後の
社会復帰時間も大変素晴らしい時間でした。

参加された方のすべてが

精霊さん、女帝、グル、賢者、修行僧、シャーマン、マーメイド、陰陽道、スターピープル…

様々な神秘に染まる過去生のお色を
今も強く宿した魂さんたちばかりでしたので、わたくしにとりましては珍しくほっと安堵するような優しい空間でした(*^^*)

また、海外からの参加者も沢山いらした事もあり
(わたくしのベッドは右を向いても左を向いても愛らしいお顔をした異国の方々でした。頭上には小さな窓があり…流れる小川のせせらぎに大変癒されました。と言いますと、どのお部屋のどのベッドか分かるはず^^)

沈黙の時間がより一層そうさせたのかもしれませんが
毛布にくるまり薄暗な瞑想ホールは
ここは京都に在って京都に非ず
何処か異国のような、また別の時空に居たような…
時空を超えた不思議な空間…

実際に様々な方々と言葉を交わし
強く感じましたのは…

We are all one…

なんびとたりとも
わたくしの聖なる魂を
傷つける事も
侵す事も
奪う事も出来ない。
それが出来るのは自分だけ。

わたくしは何処に在っても
例え拘束されようとも
もとより自由で
わたくしはわたくしだけを
依然 より深く 愛している。

時と肉体を超えて
沢山の愛を、魂の自由を感じる日々でした。

すべてに感謝です♡

 

さて、修行の山を降り笑
再会を約束した嵐山は渡月橋へ向かいがてら
夢に見た鯛焼きを頬張りました。
お腹が空いていたので
川辺でおにぎりもいただきました。笑

修行で肉体と魂、心を分離した後でしたので
大きな感動はありませんでした笑

明らかに幻想のサンカーラーが欲したものだと確認出来ました。
身体の反応に心が反応し、行動に移しました。
しかし、反発も渇望もしない静かな魂も感じました。

川の流れを見ながら
アニッチャー…
すべては瞬間瞬間に生まれては消え とどまることなく変わりゆくもの…と
この水と大気と木々と人々とわたくしが
泡のように混ざり合うのを感じていました。

そろそろ時間だな、と渡月橋を渡りますと
わたくしより酷い修行をしたかのような夫が
凄まじい程のヘロヘロ具合で走って来られました笑

再会、どんな感情が出て来るのかな?と
楽しみにしておりましたが
わたくしの心の中はとても静かでした。

逢わずとも結ばれずとも
これまで過ごした記憶するだけでも数千年の歳月
〜一瞬のはかない世で結ばれる事は無くとも〜
ずっとずっと側にいた事を想い出したからです。

彼は私自身なのだという事が
はっきりと揺るぎなくわかりました。

わたくし自身を一番に愛する事が
最も彼を愛している事なのだと知りました。

解脱の門をくぐるのもわたくしひとり。
仏陀やイエスの先に歩いた道を
歩いてゆくのは自身の足でしかない。

ツインソウルならば
たまたまその歩幅が一緒に
自然 辿り着けるのかもしれませんね^^

結局はどなたも誰かを救う事は出来ない。
ご自分の行いによってのみ
救えるのはご自分だけ。

己の中にのみ平和を築き
精進しようと強く想いました。

 

さて…嵐山デートの予定でしたが…

山の木の葉ずれが細かく分かるほど
お耳が敏感になっておりましたので
一層華やぎを魅せる休日の浮世は
わたくしにとりまして憂き世ともいへるほど
頭がクラクラ…笑

夫がかねてより調べてくださった
子授けの神社に参拝し
(そこでもやはり晴れ間にパラパラと雨が降りかかり、龍のような風が立ち上がり洗礼を授かりました。)
早々に帰宅いたしました。

俗世に戻り一週間。
今も夢の中のような氣がいたしますが
だんだんに座禅による股関節の痛みや
修行の疲れが癒え、波動のチューニングが落ち着いた今日です(o^^o)

 

次は、私の書いた置き手紙を読んでは
毎晩泣いていたという夫や笑
(帰宅したらお部屋がピカピカ!美味しいお食事をありがとう😭)
大切な友人たちの番ね♪
行ってらっしゃいませ♡

このお話を耳に目にする方は
ダンマの実を授かっており
然るべき時に導かれ開花するようです。

わたくしは8月の末日に聴き
9月の中旬にふと氣になって調べそのまま申し込み
10月の末には導かれておりました。

きっとどなたにも必要なタイミングと学びがあり
(私にとりまして、Webで発信されている体験記の記事は一切、あてはまりませんでした。)

導かれる方は必ず体感され
それぞれに素晴らしい恩恵を受ける事ですから
内容に関しましては
多くは語らずにおいておきますね♡

Oneness❤️

 

Aphrodina